読了

ぐるぐるまわるすべり台 (文春文庫)

ぐるぐるまわるすべり台 (文春文庫)

いろいろな方が中村航さん作品に触れていたのと、解説が桜井さんだったのと(笑
どこにも重力がかかっていなくて、読み手と登場人物とが交わるところがなくて。それは主人公である小林の性格ゆえなのかと思ったのだけど、月に吠えるでも同じ印象だから、そういう書き方をするかたなのかしらね。ラストの夕焼け、映像が浮かぶ描写が良かったなぁ。