すきなものの話をしようよ

おおはた雄一 TOUR 'tricycle'

2006/12/15(fri)
東京・草月ホール

open18:00 / start19:00
前売り¥4,000 / 当日¥4,500

おおはた雄一(vo.g)/高田漣(ペダルスチールギター)/BIC(per)

待ちわびたおおはたさんの草月ホール。まあるい絨毯がトライアングルに並ぶ。その上におおはたさん、高田漣さん、BIGさん。

ホールだから…とジャケットを着たおおはたさんがなんだか新鮮でしたが、ライブの方はゆるゆると。いつもより曲間が若干早めだったような気もしました。あのチューニングは意識をぷつりと切れさせずに次へ連れていってくれる。おおはたさんのライブが夢心地なのはそのせいかもしれないなぁ。

ふたりの音楽を聴いていたら、なんにも意識を向けていなかったのに、ふぅっと涙がこぼれた。おおはたさんの曲にはそういう力があって、無意識に素直な気持ちになれる。背伸びは必要ない。

途中まではセットリストを覚えていたはずなのに、エゴトレインを聴いたらすっかり飛んでしまいました。素晴らしくかっこよくて、脈拍が早くなってしまいました。漣さんの音がかなりかっこよかった!
席が左側で、舞台袖にちいさな女の子が見えたのですが、その子が音に合わせて踊っているのが見えて、そのかわいらしい姿に目を奪われてしまいました。どなたかのお子様かな。

BIGさんのパーカッションも、漣さんのペダルスティールも素晴らしくて、とてもバランスの良い編成でした。 3人ともとても楽しそうでとてめ良い笑顔をしていたので、こちらまで笑顔になってしまいました。

アンコールでひとりで歌うおおはたさんを観ていたら、こちらも素敵でどちらかなんて選べないなぁ、なんて思うのです。*1座って演奏する姿しか観た事がなかったので、マイクの前に立つ彼は不思議でしたが、やはりこちらがなければ…という想いも強くなりました。

それから、私はおおはたさんの「ほら」という声に弱いということが判明。すこしの間はもちろんのこと、新曲にもこのことばが出てきていて、ドキドキしちゃうのです。

本当に素敵なライブでした。来年はかなり長いツアーもあるようなので、またあのやわらかな時間を過ごす日を楽しみに待つことにしましょう。

*1:いやね、選ぶ必要もないのだけれどね。