12歳の大人計画

課外授業ようこそ先輩 12歳の大人計画

課外授業ようこそ先輩 12歳の大人計画

NHKでの放送はリアルタイムで観ていたのですが、こうして文字として読んでみても楽しめました。楽しめた、というのも変な表現だけど。

この授業を受けた生徒たちはとても良い経験になったんじゃないかな。それが松尾さんの母校であるというのもこの企画の良かった点じゃないかなぁなんて思うのです。
無邪気な地方に暮らす子供と、勉強ばかりしている都市に暮らす子供と。(一概には言えませんけどね)やはり違う方向性になったと思います。双方を比べてみるというのも面白い気がするけど。

自分が子供を育てるというのはやっぱり想像できないし、本当は現実的な先のことなんて考えられないんだ。
放送を観ている時にも「あぁ・・・」と思った部分に、また引っ掛かる。
松尾さんが「父の死に目に会えなくて、親ともっと話しておけばよかった」と話すシーンなんですけど、自分にも当てはまってね。別に仲が悪かったとかそういうことじゃなくて、「もっと話しておけば良かった」と思う。


伝えておきたいことや、聞きたいことは後回しにしないほうが良い
あの時、そう思ったはずなのに。
一番近い存在の家族だから言えないことや聞けないこともある


本当は言えないわけでも、聞けないわけでもなくて、言わないし、聞かないだけ。
話す時間はたくさんあるはずなのに、どうでも良い話でコミュニケーションを取っているつもりになるのは大人だからなのか、子どもだからなのか。

大人になりたいとは思わないけれど、自分に真っ直ぐに生きていきたいとは思う。
もう充分に大人とされる年齢だけれど、自分がこんなに幼いとは思わなかった。
小さい頃には自然に大人になるんだと思っていた。