指の音

ぶらんこ乗り

ぶらんこ乗り

私が手に取ったのは文庫版なのですが、アマゾンさんでは出てこなかった。カバーの刺繍が素敵なのです。
ストーリーはとても、とてもすきです。是非、手に取ってみてください。

しかし、「私、〜きてた」とか「私、〜してた」とかそういう表現に馴染めず、そこで引っ掛かってテンポがずれてしまうような、妙な違和感を感じてしまいました。口語で語られる物語なのは分かっていても、高校生といえばもっとちゃんとした言葉を使うんじゃないかなぁ・・・とかね。でも、その表現も前半部分ではよく使われていたのですが、後半はほとんどないのよね。だから、後半はとてもすうっと入り込むことができました。

それさえなければ、本当に素敵な物語なのに・・・とちょっと残念でした。