ふわり ふわり

仕事が終わり外に出ると、気持ちのよい風が吹いていて、袖がふわっとゆれる。通り抜けていく風の心地よさに、感情がゆらゆら。

今日は父の命日ということもあり、自分に都合の良い意味をつけて、特別なプレゼントだったのではないかと思うことにしてみる。
特に何かがあるわけではないけれど「あぁ・・・もう許されたんだ・・・」と肩がすうっと軽くなる。一体何を許されたのかは分からないけれど、なんとなくそう思った。


漠然とした安心感とせつなさで、海に飛び込んでしまうかと思ったけれど、自然と足取りは軽く、しっかりとしていた。