百万円と苦虫女

郁子ちゃんの「やわらかくてきもちいい風」が本当にぴったりの映画でした。ふんわりと風が通り抜けていきました。
以下、ネタバレしてます。
まさかの号泣(笑  しかもラストとかではなく、鈴子が村人から責められて、瀧(役名が・・・)が立ち上がるシーンで。顔を見ると話しづらくて、でも淡い恋心なんかもあって、(お風呂の)ドアの外から話しかける不器用で無口な役がはまっていたなぁ。

で、ついに森山くん(同じく役名が・・・)の登場です。ふたりが手を繋いで歩くシーンとか、ベランダのネギを見るシーンとかがかわいくて、くすぐったい気持ちになりました。
気持ちをぶつけて、関係が変化していく。本当は追いかけてきて欲しいのに。それでも弟の手紙も手伝って、前向きな決断をする。彼は彼で思うところがあったわけですが、ちょっと行動として分かりにくいというか・・・100万円にならないように、というのは予想がついたのですが、それにしてはそっけないというか。初めの誠実な感じが消えてしまって、キャラクターの軸がぶれてるような気もしましたが、それも恋ゆえかしらね。

ラストでの空の青さが清々しくて、あの後、出会えなくても、出会えても、どちらでも素敵な未来が待っているんじゃないかな、と。