嫌われ松子の一生と幸福な食卓

読了。

嫌われ松子の一生
ページをめくるスピードがどんどん早くなっていくのが、心地良かった。ストーリーは映画も公開中なので触れないようにしないとね。生きていれば、嫌なことも悲しいことも楽しいことも嬉しいこともあるわけで。どんなに最低だと思っても、そんなことばかりではないんだよね。夢とか目標とか、ひとを信じる心とかが光の方へ導いてくれることもあるだろうし。ホント当たり前の事だけど、忘れちゃうときもあるんだよね。


幸福な食卓
読みながら涙が溢れてきた。表面上は穏やかに見えることでも、心には深くてどうにもできない感情というのはあるんだろうな。季節とともに思い出す記憶があるように。それが痛い程解るから…。それがどうにもできないもどかしさで息が詰まる。
乗り越えるのではなく、とことん向き合って折り合いをつけて、共存するしかないのよ。うまくバランスをとれるようにね。表の顔との距離を少しずつ縮めていけばいい。完全に一緒にならなくったっていいじゃない。