マリー・アントワネット

本当は「それでもボクはやってない」を観たかったのだけど、時間が合わず。さくらんと迷ってこちらに。
女の子が好きな要素がたくさんあって、色彩の美しさとか、衣装・インテリア・雑貨がえらくかわいかった。かなりツボなのです。あのブルー×ピンクのカラーリングとか。


でもそれだけという気がしないでもない。
ちょっと退屈だなぁ・・・なんて思い出した矢先、隣にいた熟年夫婦が話し始める。おうちじゃないんだから、話すのはヤメテ!席に着いた時から嫌な予感はしてたのよ。指定席だから下手に動くこともできないし。

基本的には女の子が観て楽しむ映画なのでしょう。
きらびやかな世界。女の子の純粋さ、かわいさとか。母親や周りの圧力や非難に苦しむ姿の描写には同調できる箇所もあった。この女優さんの美しさでほわんとため息が出たりもしたし。
でも、女の子という年齢から離れてしまった私にはなんだか物足りないというか。
歴史的説明とかは一切省かれているので、余計にね。
人間として描写していくならもっと妻や母としての強さとかが表現されていても良かったかな。
まぁ、それをスマートと思わないのがソフィア・コッポラなのかもしれないけれど。