回想

鉛筆削りが見つからず、(初めから持っていなかったのかもしれないけれど)色えんぴつをカッターで削ってみる。数本目からコツを掴んでくる。なあんにも考えず、手を動かしていると良い気分転換になりますね。すごく愛おしい時間に思えてくるから不思議です。

途中で、カッターの使い方を教えてくれたのは父だったと遠い記憶が蘇ってくる。
そういえば、靴紐の結び方を教えてくれたのも父だったのではないかと思い出す。たしか、運動会の日だったはずだ。母が理容師だったので、日曜日に行われる運動会に来てくれるのはいつも父だった。
そんな昔のことか、亡くなる前後の2週間くらいのことしか今となっては思い出せない。
8年も経てばそんなものなのかな。