ドラクル

ラクル GOD FEARING DRACUL

公演日程 2007年9月1日(土)〜26日(水)

会場 Bunkamuraシアターコクーン

料金 S・\11,000 A・\9,000 B・\7,500 コクーンシート・\5,000(税込)

作・演出 長塚圭史
出 演 市川海老蔵 宮沢りえ 永作博美 渡辺哲 山崎一 手塚とおる 
    山本亨 市川しんぺー 明星真由美 中山祐一朗 勝村政信

演奏 DRACUL QUARTET
保科由貴(ヴァイオリン) 塚本弥生(ヴァイオリン) 
深谷由紀子(ヴィオラ) 橋本歩(チェロ)


観てきました。ちょっと節約と考えた為に*1中2階のサイドで観にくいことこの上なし。
たたんでおきます。
観にくい席ではありましたが、さらにプラスして良い席で観たかったかというとそうでもなく、もうひとつランクを落としても良かったかもしれません。

ストーリーとしては面白いと思いましたが、なんていうか…役者さんが…。キャストについてはいろいろな制約もあったのかなぁと思わずにはいられず、ちょっとガッカリしたよ。宮沢さんの声がでていない上に割れていて、聞きづらかったし、なによりカミ過ぎです。平坦な演技の彼*2とか。結構周りを固めるキャストが豪華だったので、残念です。結局、怒りや憎悪、恐怖の迫力がなかったんだよね。

中山さんの面白いところも年配のご婦人が多かったせいかウケないし(苦笑  中山さん素敵です。

そして永作さんは素敵だったよ。嫉妬深いところだけではなく、女性としてのかわいらしさとかがあって、一番感情移入できました。

ふたりのせつない話のはずが、どうも入り込めなかった感があって、泣きそうになったりもできなかった。


舞台装置とかは人力で移動してる様子が見えたりして、第一部が凝ってただけに第二部のシンプルさが微妙だなと思いました。領主の屋敷とは思えないよ(苦笑  ソファひとつって!

教会のステンドグラスをライトで演出していたのですが、照明は全体を通して素晴らしくて、こういうこともできるんだ!と唸ってしまいました。月光が差し込む森とかレンガとか。本当に素敵でした。

*1:A席にしました。

*2:彼目当てのお客様が多いと思うので、あえて伏せますが。