二度寝は困難

4時半過ぎに救急車のサイレンの音で目が覚める。やたらと近いなぁ、と思っていたところで音が止まる。っていうかうちの前で止まってる?そっと雨戸を開けてみると、やっぱりうちの前!えぇ〜!と思いながら見ていると救急隊員さんが上に走る姿が見える。*1うちじゃなさそうだけど…(母は6時頃から健康の為にウォーキングしているので)坂の途中で母が倒れたりしたのかも!と急いで一階に降りる。途中で妹も起きてくる。「うちじゃないよね?」と確認し合いながら母の寝室へ。
初めて返事が無くてどきっとする。普通に外を見てたようです。
外に出て聞いてみるとどうやらすぐ上のおうちのおじいちゃんのようでした。ご近所さんとはいっても地区が違うので、あんまり接点はないのよね。頑固なおじいちゃんって印象しかない。
それがなぜうちの前なのかというと、うちの前の道路はかなり細いので、救急車が通れず停車してたみたい。細いとはいえ、私たち家族は車で通っているし、坂の上に住む人たちの中にはトラックで走り抜けるひともいるくらいなので、通れるとは思うんだけどね。結局バックして回り道をしたようです。急ぎじゃないの?とか思いましたが(苦笑)しばらく時間が経った後、サイレンを鳴らした救急車が去っていったので、一命は取り留めたようで良かったです。

私は父が意識不明で救急車に乗ったときにひとりで同乗したことを思い出してしまい、ざわざわとした気持ちになってしまい、眠れなくなった。走っている救急車を見る度に思わず「助かりますように」と思うようになったのは、自分がそういう経験をしてからだと思う。ひとの生死が関わる空間というのはとても複雑だ。

*1:うちは坂の中腹にあるのです。