ビルと動物園*1

会議が終わってから、疲れていたのでそのまま帰ろうかとも思ったのですが、ここは気分転換するほうが効果的かも、と思い直し、映画を観ることにしました。
選択肢は3つ・・・昨日のおおはたさんのライブの余韻に浸りたかったので「ビルと動物園」にすることにしました。ストーリーを読んだ段階では、おおはたさんが音楽を担当しているということ以外に、特別魅かれる感じはなかったのですが、今日観て良かったなぁ、と思います。
以下はネタバレしてますのでご注意を。
カコが不器用に家事をするお父さんの背中を見て泣き出すシーンとその後のお父さんが追いかけてくるシーンでボロボロ泣きました。無口で無愛想だけど、娘の心配をしているお父さんとの間に流れる微妙な空気がすごくよく出ていて、不思議な感覚になりました。きっと自分の父も無口だったからでしょう。もうこういう瞬間を味わうことはできないんだなぁ・・・と思ったら余計にね。カコの年齢が近いこともあるし、お見合いの話が来るところなんかは他人事とは思えないし(苦笑

カコとシンが動物園に行って、次第に距離を縮めていく様子が微笑ましくて。そこにおおはたさんのやわらかくキラキラとした音が流れるものだから、きゅんとしました。
本当に、おおはたさんのギターは、そのひとに寄り添いながらも、主張しすぎず、ふわふわとした気持ちにさせてくれますね。

そして、ふたりがそれぞれの道を歩んでいく姿に、そっと背中を押された気分です。新しい場所に踏み込んでみるのも悪くないなぁって。今の職場でもやもやとしているよりは、ずっと良いのだろうと。
さらに追い打ちで「あたらしい朝」です。おおはたさんと持田さんの歌声がとてもやさしい。*1


リセットしてみるかな・・・

*1:おおはたさん×持田さんは「ふたりの音楽」(と「ハリケーン・ドロシー」)でもデュエットしていますが、この「あたらしい朝」は格段に素晴らしいです。