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その向こう側

その向こう側

主人公が大学生ということもあって、あっちへふらふら、こっちへふらふらとした印象。しっかりとした道が示されていないのも年齢故なのでしょうか。でも、実際はそんなものだよなぁ・・・とも思うのです。

「誰かに迂闊にジャッジされるのが嫌なのだ」というところに妙に頷いてみたり。
そんななかにもこれは譲れないというような意志もあって。こうした想いの積み重ねが、大人になるということなのかもしれないなぁ、とぼんやりと思います。それは大切なひとの為だったり、自分の為だったり。こころの全部を誰かに吐き出す前に考えること。子供は自分の欲求に素直だものね。