やっぱり

ライブの後の余韻にかけてはANATAKIKOUの右に出るものはいないんじゃないかと思うわけです。決して大袈裟じゃないよ。あっ、でも(良いライブをしたときの)髭ちゃんも接戦かな。

YELLOW MATADOR

YELLOW MATADOR

YELLOW MATADORはライブで聴いて、どんどん好きになっていく曲が多いなぁ。
「MY GIRL」を聴いていて泣きそうになったのは秘密にしておきましょう。この曲もどんどんすきになっていくよ。

city-divingさん*1のエントリを読んでいて「まさに!」と思ったので書いてみます。ANATAKIKOUは音数が多いからライブでバランスを取るのが本当に難しいと思う。楽器の部分だけでも複雑なのに、多彩なコーラス。藤井さんのドラムとか音源で聴くたびに違う音がしてるような気がしてしまうのよね。で、ライブだと松浦さんのギターがいい音なんだよね〜。
そういう計算されたバランスの音が音源で。それをライブで表現しようと思ったらとても難しいことなのかもしれません。そこに「今」を乗せようと思ったら尚更。私が聴きたいのは音源の「再生」じゃないわけで。そこに「今」があるからライブに行くんだよ。誤解があるといけないけれど、最高の状態に作り上げた音源に近づけようと目指すのだって「今」だと思う。そこに真っ直ぐに向き合うのを観たい。

だから昨日のライブはスタジオで合わせたみたいな(悪い意味じゃなくて)大味な音にどきどきしたりもするんだろうなぁ・・・。今のANATAKIKOUだものね。かっこよかった。なにより楽しそうに演奏するメンバーを観るのがうれしいし、ね。

音にストイックになることはミュージシャンとして必要なことだと思うし、より良い形で届けようとしてくれている「想い」だとも思う。
と思うと、万人が「素晴らしい!」と思うライブは奇跡なのではないかとすら思います。でもその素晴らしさを作るのは音だけじゃないってこと。想いが存在してその奇跡が起こるんだろうなぁ、と。