橋を渡ったら泣け

「橋を渡ったら泣け」

公演日・開演時間 3月5日(月)〜29日(木)
会場 シアターコクーン
席種・料金 S-8500円 A-7000円 コクーンシート-4000円

[作]土田英生
[演出]生瀬勝久
[出演]大倉孝二/奥菜恵/八嶋智人/小松和重/鈴木浩介/岩佐真悠子/六角精児/戸田恵子

今年、初観劇です。
以下、公演中なのでたたんでおきます。
キャストに惹かれてチケットを取ったようなものなので、やはり小松さんと大倉さんが特に良かったです。
役名の漢字が不安なので演者さんの名前で話を進めていきます(苦笑

生き残る為に自分がどういう位置で周りと折り合いを付けていくのか、というのはとても難しい問題だと思います。自分だけは・・・と思う気持ちが無いわけが無いから。
ここにいる8人それぞれの行動を理解できるからこそ、一緒に生きていくことは難しくなる。

その中でもどんな状況下でも人間らしくあろうとする大倉さんの葛藤と決断は、心が引き締まりました。過去の過ちを抱えているからこその決断。

戸田さんの本音を語るシーンではきゅうっとなりました。何が正しいのか、間違っているのかが分からないという小松さんの気持ちも分かるし。それでも夫婦で生きていけることはしあわせなことだと思います。

奥菜さんの「感情をすぐに出せない」というのも現代人には頷ける部分も多いのではないかと思います。気持ちが通じたと思った恋人が去っていくのを最終的には受け入れる強さ。

何に泣くかは自分で決めたいものです。