[MOVIE[雑記]アバター

実はあまり深い関心を抱いていたわけではないのですが、ある方が書いていらしたので、観に行ってきました。

3Dメガネって劇場によって違うのね。後ろにストラップ?紐がついてるやつは観づらいですね。

以下はストーリーというよりも個人的な感想なので、たたんでおきます。ネタバレというよりも若干気持ちの悪いことを書いているので・・・

ストーリーに集中できるように、というのと単に時間が合わなかったので吹替版を観ました。

観ている途中から涙が出てきてしまい・・・ただそれが感動したとか、悲しいとか、そういう感情は一切生まれなくて、本当に理由は説明できません。自分でも判らないので。

観終わった後、自分が空っぽになる、というか内側(こころというか精神みたいなものかな?)が白く光っているような感じです。外側(身体)が道具のような感覚を覚えました。運転をしながら、またなんともいえない感情で涙がでたり。

その時に考えていたことといえば、あぁ空っぽになったな、ということで。今まで自分のなかに貯まっていた経験とか知識とか積み重ねてきた時間とか、そういう類のものが全部すうっとなくなってしまったような。でも、「本当にそれが必要だったのか?」と言われると「どうだろう?」って。必要だったのかさえも分からない。それを確認する前になくなっちゃった感じ。

おそらく「お前たちは、頭が一杯だからなにも入らない。なにも受け入れようとしない」というような台詞があったからかもしれない。自分の器(容量とでも言えば良いのかな)についてぼんやりと考えた。自分が貯めていたものはなんだったんだろう?とか。
でも、それがなくなったからといって、不思議と悲しい気持ちにはならなかった。
そうなんだ・・・まぁ・・・これから本当に必要なものを貯めていけばいいか・・・
と思った。もうその器をひたひたに満たさなくても良いのだとも思った。


そこから、なんとなく今の自分の終わりが35歳なんじゃないかなと思うようになった。数年前からあんまり自分の未来が想像できなかったりはしたんだけど、漠然とそれが35歳なんじゃないかなって。(こういうこと書くと本当に頭がおかしいひとぽいな・・・でも、おかしいのかもしれないし、まぁいいや。)

そういう気持ちがあまりにも強くなってしまったので、翌日、もう1回観に行きました。今度は字幕版で。

時間の都合上、仕方のないことだと思うのですが、ふたつを見比べてみると、言葉から受ける印象が違ってくるんだよね。おもしろいですね。文字でみる方が視覚的に捉えるので印象に残るし。


2回目もやはり涙が出てきて。でも1回目よりももっと頭で考えてたかもしれません。なんで?とか。でもそれを考え出してしまうと、思考が一方に偏ってしまうので、極力考えないようにはしていました。

で、そのある方の書いていらしたことを読み返して、あっ!としました。観る前は殆ど覚えてなかったのね。ぴんとこなかったし。でも自分が感じたことに近いことが、というより答えがあった。

それで、これもまた縁だと思い、メールをしてみました。

そうしたら、「今とはまったく違った生き方をするのかもしれませんよ」と。そう、それも考えていたことだったので(死ぬか、今とは全然違いすぎて想像がつかないのか)思わずため息。うん・・・そうか・・・。

とここまでが今日。
もう少し観ておかなくてはいけないことがあるような気がするので、もういちど観に行ってきます。

なんか本当に怪しい感じになっちゃいましたけど。

映像は本当に美しくて、素晴らしかったです。ただ、それがこの作品のいちばんじゃないかな、と思います。